樹種 WOOD TYPE

・学名:Adsculus turbinata
・科目:トチノキ科トチノキ属
・産地:日本(東日本を中心位に分布、東北地方に多い)
・用途:家具、建築、器具、玩具など
・花言葉:贅沢、健康、豪奢

木目/色味/特徴

ねじれながら成長するため個性的な形になりやすく、その結果美しい杢(もく)がよく現れます。
とくに、縮み杢(リップルマーク)はキラキラと輝き、美しくとても印象的です。
芯材は黄金がかった黄色で、周辺は白色のことが多く、木肌は絹のようなきめ細やかで手触りも滑らか。
光沢があり、見る角度によってさまざまな表情を見せてくれます。

マメ知識

教科書にも登場する絵本「もちもちの木」に出てくるのはこのトチノキ。
巨木になりやすいため、かつては臼や木鉢の材料として親しまれていました。
初秋頃に実が実り、「栃の実」と呼ばれて昔から食べられ、栃餅や栃の実煎餅などの料理がよく知られています。
栃木県の県木にも制定されていますが、乱伐が原因で近年は産出量が減り、価格が高騰しています。

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