仕上げとは、木の表面の塗装のことを指します。
弊社では「オイル仕上げ」と「ウレタン仕上げ」の2種類で一枚板の仕上げを行っております。
どちらの塗装にもメリット、デメリットがございますので、お使いになられる環境やライフスタイルに合わせてお選びください。
概要 | オイル仕上げ | ウレタン仕上げ |
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【特徴】 | ナチュラルに木の良さを引き出すことができる。 弊社では100%植物性の蜜蝋を採用しており、木の呼吸を妨げることなく自然な風合いに仕上がる。 こまめにメンテナンスすることで、綺麗な状態を保つことができる。 | 木の表面に塗膜を張り、水分から守ってくれるのでメンテナンスフリーで使える。 木の呼吸を止めるため、反りやひび割れも起こりにくく、手間が掛からずキレイな状態で使用できる。 傷や凹みができると自分で補修ができないので注意が必要。 |
撥水性 | △弱い ・・・・・・ 水シミが出来やすい | ◎強い ・・・・・・ 水シミが出来にくい |
メンテナンス (傷やシミなど) | ◎容易 ・・・・・・ サンドペーパーなどを用いて、自宅(ご自身)でメンテナンス可能 | △困難 ・・・・・・ 工場でないと補修できない |
日頃のお手入れ | △必要 ・・・・・・ ・乾拭き推奨 ・水拭きを頻繁に行うのであれば、月に1度ほどオイル塗りを行う | ◎不要 ・・・・・・ ・水拭きOK |
木の質感や艶感 | 木の手触りを感じやすく、マッドな質感 | コーティングされているので、ツルツルで艶がある |
経年変化 | 変わりやすい | 変わりにくい |
料金 | ○安い | △高い |
それぞれの仕上げについて詳しくご紹介させて頂きます。
オイル仕上げとは、
一枚板の表面に塗膜をつくることなくオイルを浸透させることで、木本来の質感を生かして仕上げる塗装です。 弊社では100%植物性天然蜜蝋を使用しています。 自然環境を意識したナチュラルな仕上げとなります。 体に無害で、もし赤ちゃんが舐めても、アレルギーがある方も大丈夫です。
木の感触を残したままオイルは木に浸透しますので、
手触りや見た目は塗装前の研磨状態などでも変わりますが、木本来の自然なツヤや質感が残ります。
塗膜を作らないため、水分を長時間にわたり放置しておくと、シミの原因となります。
(すぐに拭き取ればシミにはなりません。)
お食事や作業、仕事に勉強と毎日使うテーブルであれば、傷やシミがついてしまうのは当たり前です。
オイル仕上げの最大の特徴は「傷やシミが自分で簡単になおせる」ということです。
いつの間にかついたシミや傷なども、サンドペーパーできれいにし、オイルを塗ることでメンテナンスができます。
(詳しい「オイル仕上げのメンテナンス方法」を知りたい方はこちらをクリック)
また、お食事後に水拭きを頻繁にしているとオイル成分も徐々に拭き取られていきます。
そうする無塗装の状態に近づいていき表面がガサついたり、汚れがつきやすくなってしまいます。
ですので、水拭きをよくする場合は月に1度ほどオイルを塗り直して頂く必要があります。
メンテナンスをほどこすことでいつでも新品のように蘇らせることができます。
手をかけてあげればあげるほどに愛着も湧き、味わい深く、家族の歴史を彩る一枚板となるでしょう。
塗膜を張らないオイル塗装で仕上げられた一枚板は呼吸をしています。
呼吸ができることによって、木は湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を一定に保とうとします。
無垢材には「調湿作用」という、快適な環境を造り出す優れた特性を持っています。
しかし、その優れた調湿作用のため、木が「縮む」「膨らむ」という性質があり、多少の反りや割れが起こることがあります。
これは木がテーブルとなったあとも生き続けている証なのです。
生きている自然の素材「一枚板」だからこそのメリット・デメリットを十分に理解して頂くことがオイル仕上げと上手に付き合っていくポイントです。
ウレタン仕上げとは、
木の表面にウレタン樹脂を吹き付けてコーティングする塗装です。 簡単に言うと、透明なプラスチックで覆ったような状態になります。 木の表面に塗膜を作り、水分などがしみこむことはほぼありません。 ツルッとした肌触りと、均一な艶が木目をさらに際立たせます。 最大の特徴は「水分や汚れに強く、日々のお手入れがいらない」ということです。
一定の状態をキープしてくれる、手間の掛からない仕上げですが、
1度ついたヨゴレや傷の補修や塗り替えには、設備や技術が必要で容易にメンテナンスができません。
弊社で引き取らせて頂き補修や再塗装作業を行います。
お子様などが頻繁に汚してしまう、頻繁にお手入れをしていられないような状況のご家庭などにはお勧めです。
また、ウレタン塗装の場合は表面に塗膜を張るので、オイル仕上げに比べると反りや割れなどおこりずらくなります。
自然乾燥、人工乾燥、(高周波プレス機)をつかい分けながら、動きが出づらい状態までしっかりと乾かしてから天板加工をさせて頂きます。
ですが、天然の木そのものである一枚板はテーブルとして完成後も、季節(温度や湿度)や場所に順応しようとします。
その際、呼吸(水分の出入り)とともに割れたり反ったりすることがこざいます。
自然な割れや反りに対する無償修理「永久保証」いたします。